- ピアノを新しく買い替えたいんだけど、タイミングがわからない!
- ピアノを買い替える時期はいつがいいの?
- 買い替える為に売りたいんだけど、どこに売ればいいの?
こんな疑問に答えていきます。
- ピアノを買い替えるタイミングがわかる
- 新しく買う資金にするため、どこで売るのがベストかがわかる
- 結果的に2代目のピアノ購入に満足できる
「楽器を新しくしたい!」「買い替えたい!」と思う時期は誰でも必ずやってきます。でも「まだ使えるしもったいないかな」「今のでも十分なんじゃないか」とも思うものですよね。
この買い替えるタイミングというのは意外と重要でして、下手をするとそこで楽器の演奏を辞めてしまうことに繋がってしまいます。
ピアノを買い替えるべき3つのタイミング
楽器は高級品ですので簡単に新しい楽器にするということはなかなかできません。
また音楽をしている人というのは、あなたも含め、どちらかというと心が優しい人が多いので長年頑張って努力して続けてきた楽器をそう簡単に別の楽器に変えられないという思いもあることでしょう。
しかし、間違ったタイミングで買い替えたり、あるいは買い替えなかったことで、それ以降一切演奏をしなくなることさえあります。
買い替えるタイミングは大きく分けて3つの変化が起こった時に分けられます。
- 楽器の変化
- 演奏者の変化
- 環境の変化
楽器の買い替え時期「楽器の変化」
楽器の買い替え時期として、楽器の変化があります。
良い楽器は適切なメンテナンスを続ければ一生使い続けられると言われています。
しかし、量産楽器は細かな調整が難しく、劣化を避けることが非常に難しいです。
また、楽器の故障や破損なんかも楽器の変化のうちに含まれます。
修理代が高くつきやすいので、思い切って新しい楽器に買い替えるには良いタイミングと言えます。
- 楽器の劣化、老朽化
- 故障、破損
楽器の買い替え時期「演奏者の変化」
演奏者の変化は、長年楽器を演奏している人は必ず通る道だと思います。
この演奏者の変化には2種類ありまして、1つは「演奏者の身体の変化」、もう1つは「演奏者の心の変化」です。
幼い頃から楽器を使用している場合、体の大きさに合った小さなスケールの楽器から始めるケースが普通です。
楽器の弾きにくさを感じたら、体の大きさに合う楽器へ買い替えを検討すべきで、特にバイオリンの場合、体の成長に合わせて買い替えるのが一般的と言えます。
また体格だけではなく、演奏技術が高くなっていくにつれてレベルに見合った楽器が欲しくなるはずです。
初心者向けの楽器は誰が弾いてもある程度の音が鳴る作りになっていますが、演奏レベルが上がると出したい音・理想の音が出ないという問題が生じるはずです。
ですのでここが買い替えのタイミングと言えるでしょう。
2つ目の「演奏者の心の変化」はいつでも起こりうる変化です。
楽器や演奏への飽き、好奇心の低下、向上心の低下など数えればきりがありませんが、大人でも心の変化はよく起こるものですので、未成年であれば尚更だと思います。
- 身体の成長
- 技術の向上
- モチベーションの変化
楽器の買い替え時期「環境の変化」
楽器の買い替え時期で「環境の変化」も買い替えタイミングとしては良い時期です。
住む場所が変わった、家族ができた、家を建てた、子供ができた、ペットを飼った、バンドを結成した、部活に入った、学校や試験に合格した、恋人ができた、結婚したなどいくらでもでてきます。
良い方向への環境の変化の場合に楽器を買い替えると、演奏への意欲が非常に高まります。
これは自分でも経験がありますし、教え子たちを見てきて常日頃感じていました。
この場合、上達も早くなる傾向がありますので、是非試してみると良いでしょう。
「悪い環境の変化」の場合は早く売ること
環境の変化が良いポジティブな内容であれば、楽器は買い替えたほうが良いのですが、逆に悪い環境の変化であった場合、買い替えどころか早期に売ってお金に換えた方が良いです。
なぜなら、悪い環境の変化によって、それ以降、一切演奏をしなくなる可能性があるからです。
例えば、遠方への異動や引っ越し、けがや入院、身内の他界、離婚、災害、事故など、きりがありませんが、悪いことが起こると楽器で演奏をする気持ちになりません。
そうなると、楽器はホコリをかぶる確率が非常に高まります。
そうすると、楽器は劣化していきますので、音も悪くなり、早期に売っておけばまだ査定が高くなったものの、時間が経ってしまって売ってもそれなりの価値にしかならないのです。
元手となる資金がちょっとでも増えて欲しいですもんね!
ピアノを1円でも高く売る方法
楽器だけでなく、モノを売る場合に1円でも高く売りたいのは人間誰でも思うのは当然なのですが、1円でも高く売る方法は5つしかありません。
- 可能な限り綺麗な状態で査定に出すこと
- 付属品を揃えて査定に出すこと
- できるだけ早い段階で査定に出すこと
- 送る場合の破損・汚損に注意を払うこと
- 買取する店をしっかりと選定すること
この5つ以外にはありませんし、この5つだけチェックすることであなたの楽器が今の限界金額で査定されます。
詳しくは、【楽器を高く売る5つの方法】高価買取のポイントを教えます【断言】をご覧ください。
ピアノを売った場合の相場はいくら?
コレクターでない限り、同じ楽器を3つ以上持っている人は多くありません。買い替えるということは今持っている楽器は売ってお金に換えるのが普通ですよね。
新しく買うための資金になるわけですので、買取額は気になるところだと思います。
一般的な相場をまとめていますので1つの参考にしてみてください。
YAMAHA U3系
ヤマハU3系の買取相場価格は、モデルや製造された年代によって大きく異なります。
モデル名 | 製造番号 | 相場価格 |
U3C | 130000~350000 | 44000 |
U3E | 410000~960000 | 65000 |
U3F | 1040000~1130000 | 58000 |
U3G | 1230000~1330000 | 262000 |
U3H | 1420000~3250000 | 102000 |
U3M | 3250000~3670000 | 120000 |
U3A | 3670000~4450000 | 158000 |
YAMAHA グランドピアノ
モデル名 | 製造番号 | 相場価格 |
C3 | 4700000 〜 4820000 | 580000 |
C1 | 4700000 〜 4820000 | 550000 |
C7 | 4700000 〜 4820000 | 460000 |
G2 | 50000 〜 500000 | 80000 |
YAMAHA アップライトピアノ
ヤマハの中古アップライトピアノはモデルごとに買取金額の差がありますが、「○年前に買ったピアノっていくらで買い取りされるの?」という疑問をお持ちの人は、以下が目安となります。
2000年代のピアノ:20万円〜40万円 | ||
1990年代のピアノ:10万円〜20万円 | ||
1980年代のピアノ:5万円〜15万円 | ||
1970年代のピアノ:0円〜10万円 |
では型番毎に相場を見ていきましょう。
モデル名 | 製造番号 | 相場価格 |
U1A | 3670000 〜 4390000 | 130000 |
U1H | 1330000 〜 3130000 | 81000 |
U1G | 1130000 〜 1420000 | 85000 |
U3A | 3670000 〜 4390000 | 175000 |
U3H | 1330000 〜 3130000 | 118000 |
U30A | 4640000 〜 4820000 | 200000 |
UX | 1950000 〜 3130000 | 250000 |
YUX | 3130000 〜 3670000 | 250000 |
カワイ アップライトピアノ
ヤマハと比べると多少安くなる印象です。
モデル名 | 買取相場 |
BL-51 | 63000 |
BL-61 | 81000 |
BL-12 | 50000 |
BL-31 | 85000 |
BS-20 | 104000 |
どれくらい古いピアノまで価値があるか?
ヴァイオリンのストラディヴァリウスなど古くて高額になる楽器が目を引くので古い方がレア価格になるというイメージがあるかもしれませんが、ピアノは新しい方が買取額は高くなります。
つまり、ピアノが古くなるほど買取価格も下がっていくわけです。
20年前程度であればまだ買取額もそこそこですが、30年前になるとほぼ価値が最低レベル近くになり、50年前にもなると買取自体が不可の領域になってしまいます。
ですから、不要になって使わなくなったらピアノはできるだけ早めに買取依頼をするのが良いでしょう。
ピアノの買取だけはちょっと特殊
ピアノやエレクトーンの買取はちょっとだけ特殊です。それは自分で持ち運びができないどころか、グランドピアノのレベルになると家から出すだけでも一苦労であるという点が他の楽器にはない「特殊」と言われる理由です。
それ故、ピアノの買取をする場合、必ず第三者の手伝いなくては買取をすることがまずできません。気軽にピアノを売るという行為ができないというわけなんですね。
ピアノを運び出す日にちや流れ、家の整理やどこから出すかなどをしっかりと事前に計画をしてからでないとスムーズにできないわけです。
ピアノはピアノ専門店に売るのがベスト
ピアノを売る時、まず考えるのはピアノを購入したお店への依頼でしょう。それは間違っていません。
ただ、ピアノ以外も取り扱っている楽器屋の場合、運搬作業に慣れていない人もいるので多少心許なく感じる部分はあると思います。
運搬途中で落としたり傷つけてしまって価値が下がるのは怖いですからね。
また業者によっては買取額から運搬作業費を引く業者もあります。
そこはピアノ専門店の場合は心配することなく、運搬も作業代も気にすることなく満足いく買取ができることでしょう。
ピアノの買取ができない楽器店は多い
楽器の買取専門店であったとしてもピアノや電子ピアノ、エレクトーンは買取できないとする業者は意外と多いです。ですので、しっかりと買取が可能かどうかは確認しましょう。
なぜ買取不可の店があるのかというと、運搬代や人件費と買取額、そしてそこから再販して収入になる金額のバランスが釣り合わないと考える業者が多いためです。
買取業者も利益がでないのであれば買取しません。そこは企業であれば当然です。
しかし、ピアノ専門店の場合、再販ルートは世界中にありますので、日本以外にもピアノを欲しがっている買手はたくさんあり、中には非常に高額で売れる地域も存在するため、買取費用を気にしない業者があるわけです。
つまりピアノ買取を行っている業者は世界中に販売ルートを多数もっている信頼できる買取業者と言えます。
ピアノをどこで売るのがいいのか?
私は家にピアノが歴代3台ありました。グランドピアノ1台とアップライトピアノ2台です。父の遺品であるグランドピアノだけは残していますが、それ以外の2台は既に買取を経験しています。
最初に売った1台は購入した楽器屋て売りました。そして2台目はネットで探し当てたピアノパワーセンターへ売りました。ネットで探すといくつかピアノの買取ができる業者を探せますが、一通り見積をしてもらって、内容を確認したり、口コミから判断させてもらいました。
ピアノの種類や型番は違いましたが、結果的にはネットでの買取依頼をした方が遥かに楽でスムーズだったというのが感想です。最終的には選択した業者は間違っていなかったなという印象です。
非常に丁寧で親切だったのでネットからピアノ買取を依頼するのは少し勇気が必要でしたが、その甲斐あったので少し達成感がありましたね。
近くに楽器屋があって、そこでピアノを購入したなどの理由がある場合を除くと、ピアノパワーセンターに依頼してしまった方が楽ですしスムーズに買取を行えます。
特に高齢の人や、初心者の人は専門店に依頼するほうが安心ですし、丁寧に教えてくれますので非常におすすめします。